パワハラ被害に合わないためには

看護業界は、パワハラが多い業界として有名だ。2017年に実施された看護職員の労働実態調査によると、パワハラを受けた経験がある看護師は全体のおよそ3割との結果が出た。

職場内でいじめや嫌がらせを受け、転職を考える看護師は少なくない。看護業界にパワハラが多い理由としては、どうやら職務内容や業務形態に問題があるようだ。看護師の仕事は常に忙しく、多忙であるが故に心の余裕がなくなり、常にイライラした状態になってしまう看護師もいる。

休憩時間を規定通りとれず、業務が途切れることもないためにストレスが溜まっていく。このストレスの発散口として、一緒に働く看護師に対し攻撃的な態度を取ってしまうのだ。

また、看護現場は閉鎖的な職場で、外部から実態が見えにくい面もある。大きな病院はさまざまな診療科があり、中にはベテラン看護師もいるだろう。他診療科への異動しない限り人間関係の変化も少ない現場が多いため、長く働けば働くほどベテランの地位が上がってくる。

このベテラン看護師が新人看護師のミスや態度に気分を害し、パワハラが始まることもあるのだ。そこで自分がパワハラ被害に合わないためには、どうすれば良いだろうか。

そもそもパワハラが起きない職場がわかれば、パワハラを受けず仕事に集中できる。パワハラが起きにくい職場は、ハラスメントの相談窓口が設置されていたり、上司に対し部下が評価する仕組みがあったり、人事異動があったりするのだ。

自分が就職したいと思った職場が、以上の3つの特徴を持っているかどうかしっかり確認したうえで選ぶことをおすすめする。