看護業界の「あるある」とは

看護師には看護師ならではの悩みや、思わず「あるある」と口にすることがある。他業界で働く人にはわからない、看護師特有の習慣や思わずやってしまう行動には一体何があるのだろうか。

たとえば針を刺しやすそうな血管がどこにあるのか確認する作業が、プライベートで癖になっている看護師もいる。公共交通機関のつり革を掴んでいる人の腕、レジを打つ店員の腕、日々さまざまな腕を観察してちょうど良い血管を探してしまうようだ。

また、医療ドラマにもあるあるが存在する。というのも、業界人だからこそツッコミを入れる看護師もいるのだ。現場ではしないようなこと、実際にやるとヒンシュクを買うようなことなど、ドラマ内での出来事を冷静に分析して独り言として呟いてしまう。

さらに、そのドラマの設定でよく見る医師と看護師の恋愛もあるあるだ。実際の経験者は少なく、医師と看護師は患者の様子や治療を一緒に進めるパートナーとして見ているだけで、恋愛感情がないケースの方が多い。むしろ、看護師と患者で恋愛関係に発展することがあるようだ。

そして、早食いが得意になるのも看護師のあるあるの一つとなる。なぜなら、食事が終わってから次の食事までの間、就寝までの間に患者に行う処置がたくさんあるからだ。スキマ時間でエネルギーを補給し、自分の受け持つ患者を円滑にサポートしなければならないため、スピーディーに食事がとれるようになる。

他業界で働いていていると、想像できないことが多い。看護業界で働くようになると思わず口にしたり、行動に出たりする可能性も高いだろう。